ヨガの資格を取ろうとした時、「RYT200」や「全米ヨガアライアンス」といった言葉を多く目にしますよね。
全米ヨガアライアンスとは一体なんなのか。
ヨガの指導者になるためには必ずしもRYT200を取らなければならないのか。
これからヨガの資格を取ろうと検討している方にもわかりやすく、全米ヨガアライアンスについてまとめました。
目次
全米ヨガアライアンスとは?
ヨガインストラクターの資格は、現時点で国家資格はありません。
世界中にある様々な協会や流派などで指導者育成のための養成コースが開催されていて、それぞれが発行するディプロマ(修了証)がヨガの指導資格となります。
その中でも、世界70カ国で通用するのが全米ヨガアライアンスになり、日本では一番知名度の高いヨガの資格となります。
そもそも全米ヨガアライアンスとは、1990年代にアメリカで誕生した非営利組織「全米ヨガアライアンス協会」のことを言い、協会が定めた基準を満たした認定校で規定のカリキュラムを修了すると得られるのが「RYT」となります。
現在、全米ヨガアライアンスで発行している主な資格は、
・RYT200
・RYT300
・RYT500
・RCYT95
・RPYT85
RYT200がヨガインストラクターの基礎的な資格になり、さらに300時間(RYT300)学ぶと全米ヨガアライアンスの最上位資格RYT500を取得することができます。
RCYT95は親子キッズヨガ、RPYT85はマタニティヨガとなり専門分野の資格となります。どの資格を申請するにあたってもRYT200の取得が必要なものになります。
ヨガのアーサナは指導方法を一歩間違えれば怪我にもつながる危険性もあります。ですので、全米ヨガアライアンスではヨガインストラクター教育の水準を高めるために世界で共通した内容を設定しています。
例えば、RYT200であれば
・アーサナ・呼吸・瞑想の実践・・・75時間
・指導技術・・・50時間
・解剖学・・・30時間
・ヨガの歴史、哲学・・・30時間
アライアンスの基準を満たした認定校(RYS)では、上記の基準をベースにスクールごとにカリキュラムを作成し講座を行っていきます。
スクールによって学ぶアーサナ(ポーズ)の数が違う、
特定の流派を学ぶ、
総時間数が違う、
というのは、こういった仕組みがあるからです。
逆にいれば、学ぶ側の私たちはしっかりとカリキュラムやスクールの特徴を吟味し講座を選ぶ必要があるのです。
イントラになるにはRYT200は絶対必要?
ヨガを指導するために何か資格を持っていなければならないということはありません。
実際に独学で経験を積んで指導している方もいらっしゃいます。
ただ、日本でヨガインストラクターを「仕事」としてやるのであれば、
・身体に対する正しい知識を持っていること
・安全に指導するだけの練習をしていること
の証明が必要になり、そのためにも何かしらの資格は必要と言えます。
前途にもあるように、全米ヨガアライアンス(RYT200)は日本でもっとも認知度が高いヨガの指導資格になります。
ですので、フィットネスクラブやヨガスタジオでヨガのレッスンを担当する際に、スタジオ側からRYT200の取得が最低条件になることも多いのは事実です。
全米ヨガアライアンスの認知度がここまで高くなる前は、独学で学びながら指導歴何十年といった方や、日本の大手スクールで発行しているような資格でイントラ活動されている方も少なくはありませんでしたが、近年はそういった方も契約しているスタジオ側からRYT200を取得するように言われたというお話も耳にします。
また、RYT200を取得するためにはそれなりの金額と時間がかかるため、もっと簡単に安く取得できるヨガ資格を取る方もいます。ですが、卒業して活動していくと知識の物足りなさや自信のなさから改めてRYT200を取得し、結果的にお金と時間が倍以上かかるという生徒さんも残念ながら多くいらっしゃいます。
これからヨガインストラクターとして何かしらの活動をしていこうとするのであれば、RYT200の取得は必要不可欠です。
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コロナ特例措置で資格が取りやすくなる!?
2020年の新型コロナ感染拡大に伴い、全米ヨガアライアンス協会より【コロナ特例措置】として完全オンラインでの資格取得が認められるようになり、これにより、これまで対面での学習がメインだった講座も完全オンラインでの受講できるようになりました。(特例措置は2023年末まで延長)
通学圏内で探していた養成講座も全国への参加が可能になったこと、緊急事態宣言で家にいる時間が増えたことで多く方がRYT200の取得をするきっかけとなりました。
オンライン化が進むRYT認定校の中には、録画動画だけをみて資格が取れる・RYT200が20万円台で取れる!といった簡易的に取れてしまうスクールも増え、RYT200へのハードルが下がり、身体やヨガへの理解もままならないまま卒業してしまうRYT200インストラクターが増えているという悲しい現実もあります。
しかし、レッスンのオンライン化、パーソナルレッスン化、スタジオでのアジャスト制限などにより、これまでより一人一人の身体の癖を見て理解し正しく安全に指導できるイントラが求められる時代がもう来ているのです。
各スクールのカリキュラムやサポートをチェック!
ヨガインストラクターとして必要なことは、ヨガへの正しい知識と身体への理解(機能解剖学)です。
RYT認定校では、各スクールがヨガ指導者として必要な最低限の知識をしっかりと学ぶことができます。
ただ、その学び方やどこまで深く学べるかはスクールにより異なりますので、自分のライフスタイルに合うもの・求めている内容が入っているかをしっかりと見極める必要があります。
私自身が、RYT200を取得した実体験とこれまで多くのインストラクターを見てきた経験から、スクールを決めるために個人的にチェックしておきたいポイントは大きく以下の4つ。
スケジューリング
1、お休みした日はどうするのか←生理痛や風邪など動けない時が絶対ある
2、仕事をしながら通うのに無理がないか
3、進むペースが自分に合っているか
わからなかった時のサポート
1、すぐに先生に聞ける環境か
2、1回に詰め込みすぎてないか
(1日に何ポーズも学ぶとか)
3、復習できる方法があるか
4、自習課題が多すぎないか
入会してから余計な費用がかからないか
1、受講料とは別に何か買わなければならない
2、復習するにあたり+費用かかる
→どこまでが受講料に入っているか
3、他校ではカリキュラムに入っている内容が別講座になってたりしないか
オンラインでの対応
1、ライブ配信なのか、録画視聴なのか
2、コミュニケーションが一方通行になってないか
3、実技は対面と同じレベルで学べるか
4、オンライン向けのサポートはあるか
講座を探している時は、自然と楽しそうな部分にしか目がいかず、ちょっと無理なスケジュールでもいけると感じてしまうものです。
大抵の場合、実際に通い始めて途中でこんなはずでは、、、と後悔することにつながりますので、事前にお休み出来るのかなど、自分の性格やライフスタイル(仕事等)を分析して相談するのもいいと思います。
ホームページだけを見てもわからないことが多いので、資料請求や実際にレッスンに行くのもおすすめです。
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説明会は参加すべき
多くの認定校ではスクールの説明会を行っていますので、気になるスクールにはどんどん参加することをお勧めします。
色んなスクールを見ていくうちに、本当に学びたいことや、自分が求めているものが明確になっていきますので、そうなってからしっかりと講座選びをしても遅くありません。
実際にスタジオに入ると、そのスクールの空気感や緊張感が伝わってきます。
ピリッとした空気の中で講座を行っているのか、
講師と生徒の距離も近くアットホームな環境で学べるのか、
決して短くない200時間を過ぎす場所ですので、実際の講座が見れるのであれば見るべきです。
RYT200講座は決して安い受講料ではありませんし、平均で約半年間かけて学ぶことになりますので入会前に小さな疑問点もしっかりクリアしていきましょう。
aratiでも無料説明会を毎日行っています。
・どんなイントラになれるのか
・講座カリキュラム、進め方
・受講料&お支払いについて
など、実際に来た方とたくさんお話をしながら、1時間程度お話をさせていただいております。
参加される方は漠然とした卒業後の目的・目標をお持ちですが、そのイメージにどうやったら近づけるかわからない方がほとんどです。
aratiは10年以上認定校としてたくさんの卒業生・インストラクターを輩出してきました。みなさん、それぞれの思いがある中でaratiを選び学ばれています。
これから学ぼうと考えている方のお力に少しでもお役に立てば大変嬉しく思います。
勧誘は一切ありませんので、お気軽にご参加くださいませ。